「味と香り」を楽しむ急須選びと保存方法

急須選びのポイント

飲むお茶に合わせた急須を

  • ①人数分にあった大きさのものを選ぶ
  • ②注ぎ目の水切れが良く、洗浄しやすいもの
  • ③手に取り、馴染みやすい形、大きさか試す

茶の形態が細かい深蒸し煎茶などには、網目がつまりやすいため、網面積が広くスムーズに注げるものがオススメです。

  • 急須の茶漉しが
    細かめのもの

  • 深蒸し煎茶にも適した
    広い金網の茶漉し

  • 急須(横手)

    注ぎ口に対して、90度の位置に取っ手があります。右手で持つことを前提に作られているので、右手で取っ手を持った時、左側に注ぎ口がくるようになっています。

  • 後ろ手

    注ぎ口のちょうど真後ろに取っ手があります。
    紅茶を入れるティーポッドも、後ろ手の一種です。主に紅茶や中国茶を淹れるのに使われます。

  • 絞り出し(蓋碗)

    玉露を淹れるための道具です。茶漉しがついておらず、蓋つきのお椀のような形をしています。茶の葉を中に入れ、お湯を注ぎ、蓋を少しずらして茶碗に注ぎます。蓋碗とも呼びます。

  • 宝瓶

    急須とほぼ同じつくりですが、取っ手がついていないものを宝瓶といいます。注ぎ口の内側に茶漉しがついています。

日本茶の選び方

  • よいお茶を見分けるチェックポイント

    • ①葉は濃い緑色、細く、丸くよれているかどうか
    • ②光沢があって手触りが硬く、引き締まっているかどうか
    • ③手で持ってみて重く感じるかどうか
    • ④香りを確認
    • ⑤試飲して、味や香り、水色(すいしょく)を確認
  • 良いお茶選びは良いお店選びから

    • ①商品の回転が良いお店
    • ②同価格帯のお茶が種類多く置かれているお店
    • ③商品管理が良いお店(例:お茶を外気や光にさらしたまま売っていない)

保存方法

お茶を変質させてしまう一番の原因は「酸素」。
これを防ぐにはできるだけ酸素に触れさせないことが大切です。
お茶の変質を防ぐ、長期保存のコツをご紹介します。

  • POINT1

    長期保存するには…?

    ①買ってきたお茶を10日分を目安に小分けにし、残りを密閉容器に入れておきます。
    ②冷蔵庫で長期保存するときは、他の食品の臭いがつかないように容器をビニールテープで密封。さらにビニール袋に入れて保管します。

  • POINT2

    お茶が湿気てしまった!

    お茶が湿気てしまったら、自家製焙じ茶にすると、無駄なくおいしく飲めます。

    ①フライパンにクッキングペーパーを敷いて、その上にお茶の葉をのせ、弱火でじっくり香りが出るまで炒ります。
    *炒る時はお茶の葉が焦げてしまわないように火加減に注意し、お茶の葉がまんべんなく茶褐色になるまで焙るのが大切!

  • 性質

    ①酸素や湿気、温度や光によって変質しやすい
    ②他のものの臭いを吸収しやすい

  • 保管

    ①空気に触れないよう密封容器に入れる
    ②臭いがない涼しい冷暗所(適温は5~10℃)で保管する

  • 冷蔵庫保存

    ①冷蔵庫内でも、食材を出し入れする時、温度差があまり生じない場所で保管
    ②冷蔵庫から出してすぐに開封せず、しばらくおいて常温に戻してから開封する

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